日本財団 図書館


 

簡単に入手できるものが多く回答された。最近のものでは磁気製品と健康食品が多かった。
4)情報入手の方法
表4に情報の入手方法を民間療法別に表した。年上の大人(親、祖母)から情報を得ることが、伝統医学でも最近の民間療法でも最も多かった。ついで情報源として利用されていたのはテレビであったが、これは件数を見る限り、最近の民間療法についての情報源となっていることが推測される。なお、表にはないが、一人当たりの情報の入手方法は2.4であり、利用している民間療法が多いほど入手方法も多い傾向にあった。1つの民間療法につき複数経路で情報を得たのは、1名のみであった。
5)民間療法の利用頻度
表5に民間療法の利用頻度を療法数で集計した。傾向を見ると、毎日利用しているという回答が少数あった以外、困ったときだけ、過去に利用したことがあるという一時的な利用にとどまっている。
6)民間療法の効果と満足
表6に民間療法の効果(回答者が自分で評価した効果)と満足の関係を示した。質問票では効果は;1.よく効く、2.効いたような気がする、3.どちらとも言えない、4.あまり効かなかった、5.全然効かない、の5段階に分けた。満足は同様に;1.満足している、2.満足とまではいかないが、よい印象を持っている、3.どちらとも言えない、4.あまり満足できない、5.二度とやらない、の5段階に分けた。全民間療法、18のうち効果、満足の段階が記載されていたのは16であったが、それを表では効果、満足とも段階1、2を「あり」、3以降を「なし」として民間療法数で区分した。表に示すとおり、効果があった群は満足し、効果がなかった群は満足していないとはっきり別れている。
7)民間療法の効果と信頼
表7に民間療法16の効果(回答者が自分で評価した効果)と満足の関係を示した。民間療法への信頼は;1.信頼できる、2.どちらかというと信頼している、3.どちらとも言えない、4.あまり信頼できない、5.まったく信頼していない、の5段階に分けた。表では効果、信頼とも段階1、2を「あり」、3以降を「なし」として区分した。表7

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION